自らの手で、そして、DIYで行うリノベを基本として生きてきました。
自らの手を使いDIYで仕上げるという事は非常に面白いのです。
木の質感を手で感じるのです。いろいろな素材を手で感じるのです。
DIYでの作業は、工事業者と同じような作業をしているのに、全く異なる感情で動いているのです。
それは、例えるなら、、、、「江戸時代の飛脚」と「現代のマラソンランナー」のような違い。
- 飛脚は、生活の糧として走っていた。そこには苦しさがあり、その苦痛は生活のために受け入れていたのかもしれない。
- マラソンランナーは、楽しみのために走っている。そこにある苦しさを乗り越える楽しさを知っている。
DIYで作り込む感情と、業者さんが作り込む感情は全く違うのかもしれない。
DIYerは「楽しさ」を感じ、自らの「エゴ」で物を作り上げる。
DIYerによって作り上げられたものには「エゴの塊」が入り込む。
街は、どこへいっても綺麗な駅舎で、綺麗なショッピングセンター、綺麗なデザインで仕上げられたオシャレな街へと進化している。
しかし、なんだかその綺麗さに飽きてくるのです。
どこへ行っても、同じように綺麗な駅舎。どこへ行っても、同じように綺麗なショッピングセンター。どこへ行っても、同じように綺麗なデザインで仕上げられたオシャレな街。
そして、そんな画一化された綺麗さに飽きて、最後には裏路地の昔からある古びた建物に引き寄せられるのである。
そこには、店主の「エゴの塊」で出来た空間が広がり、他にはない独特の空気感が漂う。
大量製造、大量消費世界にはもう飽きた、もう必要なものは十分にあるではないか。
であれば、本当に大切なものを自らの手で作り、そこに自らのエゴを注ぎ込もう!
それがDIY
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