いよいよ解体してリノベーションスタート

鎌倉隠れ家

ここ数週間は、敷地入り口付近の造成工事に明け暮れていた。

造成工事がひと段落した。

 

ということで、いよいよ建物のリノベーションをスタート!

ダメージのある個所を探りながらリノベーション計画で描いた図面を元に解体。

 

まず、浴室から取り掛かる。

建物の角にある浴室、この壁を解体して窓を入れる。

大開口から外が美しく見えるはず。

 

ゆっくりと竹小舞と泥壁で組まれた壁を崩す。

竹小舞の壁は初体験。

天然の素材で編み込まれ、天然の素材で塗られた壁に感動

 

筋交いがあるが解体完了。

緑の森が美しく見える。

早く窓を入れ込みたい。

 

次はトイレ。

ボットン便所の瓶を割ってから埋める。

精神的にちょっと。。。

というミッション。

 

簡単に割れてミッション完了。こういう作業はとっとと終わらせる。

 

最も痛みの激しい個所が納戸の外壁。

基礎の上からモルタルで壁を覆っているのである。

壁から伝わった水が内部に入り土台が腐食。

 

グラインダーで筋を入れてモルタルを除去していくと基礎が露になる。

完全に基礎の上にあるべき土台が無い。砂のように砕け散っていた。

白アリ?そんな生易しい生き物ではない。

黒あり、ムカデ、げじげじの住処になっている。

つまりは、堆肥と化した土台。

 

柱の下に詰め物をして耐えている状態。

 

鎌倉の隠れ家、こんな箇所が多い。

これをどうするか。。。。

ジャッキアップして、腐った柱を取り換えたり継いだりして、同時に土台を入れ替え、最後にガシッと合体させるのである。

古民家のリノベーションの肝の部分がこんな工程。

 

そんなこと、本当に出来るの?

今、そんなレベルの私。。。。。

そこで、頼もしい助っ人に来ていただく。

 

雨の時期、ダメージを受けた建物を見るとテンション下がる。

庭の花たちから見ると、なぜかテンションは上がる。植物の力はすごい。

 

 

 

焦らずに、ゆっくりとリノベーションしていこう。

これは単なる仕事ではない、楽しみのための仕事だから。

 

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