土台入れ替え工事と基礎打ち

鎌倉隠れ家

土台が完全に腐食し、土台撤去した浴室に新規の土台を入れる。

 

国が認定した大工マイスターの称号を持つ大工さん

(技能試験の問題を作ったりする凄い大工さん)

と相談しながら土台交換の工程を詰める。

 

後に入れ込む窓との兼ね合いを考え、土台を高く設置することにする。

土台下は新規の基礎を打つ。

 

大工さん曰く、

土台はアンカー等の取り合いや、柱の入れ込み、歪を考えて都度最適な仕口や継ぎ手で入れ込んでいく。

とのこと。

ここは、相当なレベルの経験と技術が必要なので判断をお願いした。

 

まずはジャッキアップでレベルをとっていく。

最終的に、3か所ほど一度にジャッキを当てレベルを修正。

こういう日本家屋は土台上を基準にレベルを合わせると良い

とのことで、家全体の基準となる場所からレベルをとってきて、ミリ単位で合わせ込んだ。

 

実際に一緒にレベルを探していくと、相当な勉強になる。

 

新規の土台を仮置き。横方向の土台を当ててみる。

 

これが縦方向の土台。ここには柱が突き刺さる。

 

既存の柱との接続部の継手。

 

左下を斜めにし、上からくさびを入れることで最後引き寄せられる

という継手。

 

柱の加工はこの形状。

ほぞ下を斜めし、上からくさびを打つことで締まりながら奥へ奥へと収まる仕口。

これだけでもすごい!素人には全く想像できないレベルである。

 

土台をくさびで接合した後、捻りながらL字状の土台を既存柱に入れ込んで固定する。

つっかえ棒で支えをしてからジャッキを外す。

そして、鉄筋を設置したのがこの写真。

 

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